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【焦点の人】和田繁明(そごう特別顧問) 堤義明氏とのパイプと「和田部隊」に注目

 負債総額約一兆八千七百億円を抱えて民事再生法を申請した大手百貨店、そごうグループの再建のため、次期社長含みで特別顧問に就任した和田繁明(六六)。金融業界を除けば戦後最大の倒産劇を演じた企業を蘇らせることが出来るのか、和田の一挙手一投足に注目が集まる。「僕は一度や二度、死にかけたから、もう怖いモノ…

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自治体破綻「再生十年の物語」

福島県赤池町が実践したシンプルな財政構造改革 このところ、全国の地方自治体の危機的な財政状況が囁かれている。そうしたなか、九州の筑豊地方にある小さな町がにわかに脚光を浴びている。 福岡県赤池町。ここは、つい先ごろまで自治体関係者の間で、日本で唯一の「財政再建団体」として知られる存在だった。財政再建…

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問題企業の生死を分ける「日本版インソル」のインパクト

国際組織「インソル」が定める企業整理の原則が注目されている。厳格な「日本版インソル」が作られるのか――。「これで債権放棄という選択肢は事実上なくなった」――。全国銀行協会と経団連が中心に取りまとめを進めている「私的整理に関するガイドライン」の中間報告を見た大手銀行の融資審査担当幹部はこう呟いた。 …

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“賽の河原”に積み増されたダイエー支援の1000億円

 ダイエーの株価がまた下落している。UFJ銀行、三井住友銀行、富士銀行の主力取引三行から金融支援五千二百億円を受け、過剰債務から解放されるはずにもかかわらず、株価は新再建計画を発表した二月二十七日以降ジリジリと下げて一〇〇円を割り込んだ。 新再建計画の大枠が明らかにされたのは一月十八日。この時点で…

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衆人環視のダイエーが首を竦めて待つ「通信簿」

「おたくは、日本中の人たちが見ています。大変でしょうが、しっかり再建をなさってください」。八月下旬、経営再建中のダイエーの高木邦夫社長は取引銀行首脳からこんな言葉を掛けられた。 数日後の八月二十九日。その言葉どおりの出来事に高木社長は遭遇することになる。ダイエーの店長やグループ企業の幹部約九百人を…

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ダイエー幻の「大救済作戦」

「二月期決算、公約達成は不可能」――。マルエツから吉野氏を顧問に迎える舞台裏では、なりふりかまわぬ生き残り策が講じられていた。 足腰が弱まり、ボケの症状がでてきた親の面倒を見るのは子の役目。ヒトの世界なら当たり前の孝行だが、これを企業の世界に当てはめるとどうなるか。経営再建中のダイエーは自らの不甲…

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三菱グループの情報戦に手を焼くダイムラークライスラー

 独自動車大手ダイムラークライスラーが三菱グループに手を焼いている。三菱サイドのリークと思われる日本発の情報が相次いでおり、三菱自動車再建の主導権を握れずにいるからだ。 二月上旬、日本のメディアは三菱自動車について、二千億円規模の増資を実施、三菱重工業や三菱商事など三菱グループが一丸となって再建を…

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三菱自動車再建で注目される「ゴーン日産」の動向

不祥事と経営不振で自ら八方塞がりの状況を招いた三菱自動車に、生き残りの道はあるのか――。「はっきり言って、誰もこれ以上の支援を続けたいとは思っていないんだ。ボディーに『スリーダイヤ』さえついてなかったら、とっくに手を引いてるよ」 四月二十三日、ダイムラークライスラーのシュレンプ会長が三菱自動車工業…

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伊食品メーカーパルマラット再建は先行き不透明

 昨年末に三十九億五千万ユーロ(約五千二百五十四億円)相当の証券や現金が“消滅”するなど不正経理疑惑が浮上したイタリア食品メーカー最大手のパルマラットが再建計画を打ち出した。だが、疑惑の解明が進まず、同国の会計監査体制への不信も払拭し切れていない今、再建の行方になお不透明感が漂っている。「皆さんの…

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いよいよ現実味を増すダイエーの「再生機構入り」

あらかじめハードルを下げた決算の公約は守れるかもしれない。だが金融庁、再生機構、UFJの間では、「処理」方法の詰めの作業が進んでいる。「あのリストもこれで全部カタが付く。方向性は見えてきた」――。ある政府関係者は五月末、こう言い残して地元選挙区に向かった。 彼の指すリストとは、金融コンサルタントの…

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三菱自動車再建は資金調達にも暗雲

 三菱自動車の再建計画で、東京三菱銀行が出資する投資ファンド、フェニックス・キャピタルから受け入れる最大一千億円の出資に問題が浮上している。 三菱自動車はフェニックスに対し、「有利発行」と呼ばれる時価より低い価格での普通株割り当てを実施するが、これは収益力が乏しく普通の増資ができない企業が特定の取…

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ダイエー争奪戦に参戦した面々の「本当の思惑」

再建スポンサーへの応募こそ多かったが、「本気」の企業は限られている。再生機構とダイエーの足並みは乱れたままで処理は新たな段階へ――。「選挙人名簿の作成といったところですよ。お楽しみはこれから」――。ダイエー再建のためのスポンサー企業公募を締め切った十一月八日午後、産業再生機構の幹部は満面の笑みを浮…

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三洋電機の再建計画に立ちこめる暗雲

 株主総会前に再建の柱の一つであるフィンランドのノキアとの携帯電話事業の合弁会社設立が破談になり、再建計画への不信感が強まった三洋電機。同社は白物家電で中国・海爾集団(ハイアール)との、テレビ事業では台湾の広達電脳(クオンタ)グループとの提携戦略で危機を乗り切る考えだ。だが、「いずれの話も、再建が…

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再生機構が売り逃げしたダイエーの「行方」

 産業再生機構はダイエーの「再生の目処がついた」(斉藤惇社長)と、保有するダイエー株のすべて(約六千六百四十九万株)を丸紅に売却した。売却額は六百九十八億円。再生機構が派遣していた二人の取締役も退任し、ダイエー処理の終了である。一方、丸紅の保有比率は一〇・九%から四四・六%に高まり、ダイエー再建を…

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ダイエー再建でソデにされ進退きわまるウォルマート

「米ウォルマート・ストアーズが日本から撤退するのではないか」――流通業界でこんな観測が急浮上している。ウォルマートは丸紅によるダイエー再建支援の提携パートナー選びに名乗りを上げていたが、丸紅はイオンを指名。選に漏れたウォルマートは日本での事業拡大のチャンスを逸したためだ。 ウォルマートは、ダイエー…

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無料ATMに提携行反発 東京スター銀行はどうなる?

 東京スター銀行の筆頭株主である米投資ファンドのローンスターが、経営から手を引くとの観測が高まっている。東京スターは今春にも、日興コーディアルグループが買収方針を固めたと報じられたが、日興、東京スターともに否定していた。 東京スターの売り物は、他行のキャッシュカードをもつ人が東京スターのATM(現…

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どこまでも機首が上向かない「JAL再建」の絶望

 二月五日夜、日本航空社長の西松遥(五九)は民放各社の報道番組を行脚していた。瀕死のJALの浮沈をかけた中期経営計画「再生中期プラン」の発表を翌日に控え、世間へのアピールを狙ったのか。チャンネルを変えながら西松の“決意”に耳を傾けていた日航の元幹部は「過剰演出に見えるが、世論を味方につけないとなら…

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「JAL再建」に赤ランプ点滅

「新しい日航に生まれ変わるチャンス。社内の意識や風土の変革を促したい」 三月一日、東京・お台場。ホテル日航東京で開かれた共同記者会見で、日本航空の西松遙社長は危機感をにじませた。日航は今春、国際線のサービス強化とコスト削減を狙い、国際航空アライアンス「ワンワールド」に加盟する。その発表会見は世界を…

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大株主がコケた再建途上の西武

 全国各地のプリンスホテルなど保有不動産の売却や景気回復による宿泊・レジャー客の増加などで、業績的には順調に再建が進んでいる西武ホールディングス(HD)。しかし、ここにきて雲行きが怪しくなった。 最大の懸案は、日興コーディアルグループの米シティグループ傘下入りと、それに伴う日興プリンシパル・インベ…

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「敗訴」のダメージ大 再建途上の西武グループ

 有利子負債削減の一年前倒しなど、総帥・堤義明氏去りしあと順調に再建を果たしているかに見える西武グループ。だが、堤氏追放のきっかけとなった西武鉄道の有価証券報告書の虚偽記載をめぐり、発覚後の株価下落で損失を受けたとして全日本空輸(ANA)が西武グループのプリンスホテル(コクドを吸収合併)に損害賠償…

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